書式を設定したいセルまたは範囲を選択して右クリして「セルの書式設定」を選択します。
「セルの書式設定」画面の分類で「ユーザー定義」を選択すると色々な記号の組合せが選択できます。
その中から選択するか、「種類」に直接記号を手入力することで書式をカスタマイズすることができます。
数値に関する書式記号
まずは数値の書式記号です。
#:1桁の数字を表示します。“.”(小数点)を付けることで、整数部と小数部に分けることができます。いずれも指定された桁で四捨五入されます。整数部は# の数に関係なく入力値の整数桁が表示されます。
小数部は、#の数だけ桁数が指定され、その有効桁数しか表示されません。但し、入力値よりも多い小数部の桁数を指定しても入力値の桁数だけの表示にります。(余分な0表示はしません)
0:1桁の数字を表示します。“.”(小数点)を付けることで、整数部と小数部に分けることができます。いずれも指定された桁で四捨五入されます。整数部は0 の数が入力値の整数部桁より多い場合は頭に“0”が付加されます。
小数部は、0の数だけ桁数が指定され、その有効桁数しか表示されません。但し、入力値よりも多い桁数の場合指定した桁だけ常にゼロが表示されます。
?:小数部の桁数を?の数に揃えます。入力値よりも?の数が多い場合最後にスペースが付加されて小数点の位置が揃います。
数値の桁区切りと3桁丸め
桁区切りと言うのは3桁毎に“,”を入れること、3桁丸めって言うのは、1,000や1,000,000で割って桁数を減らすことです。
桁区切りには“,”を入れます。3桁丸めには最後に“,”を入れます。“,”は1,000で割り、“,,”は1,000,000で割ります。
桁区切りと3桁丸めの記号が一緒ですが入れる場所で区別されます。
年月日に関する記号
y:西暦による年数(数で桁数を指定)
e:和暦による年数(数で桁数を指定)
g:和暦の元号のアルファベット頭文字
gg:和暦の元号の漢字頭文字
ggg:和暦の元号の漢字
m:月(mmは1桁月に0を付けて2ケタ表示)
mmm:英語月(アルファベット)頭文字3文字
mmmm:英語月(アルファベット)
mmmmm:英語月(アルファベット)頭文字
d:日にち(ddは1桁日に0を付けて2ケタ表示)
ddd:英曜日(アルファベット)頭文字3文字
dddd:英曜日(アルファベット)
aaa:曜日(漢字)頭文字
aaaa:曜日(漢字)
エクセルの表示例のセルの入力値の表示はあえてセルの書式を「標準」に直してシリアル値で表示させています。実際はセルには「1/3」と入力しています
時分秒に関する記号
h:時刻(24時間表示、hhは1桁時刻に0を付けて2ケタ表示)
m:分(mmは1桁分に0を付けて2ケタ表示)
注)hの直後、sの直前でないと分と認識されません。それ以外は月と認識されます。
s:秒(ssは1桁秒に0を付けて2ケタ表示)
AM/PM:12時間表示にしてAMまたはPMを表示します。
A/P:12時間表示にしてAまたはPを表示します。
[h]:24時間を超えた分(日に繰上がった分)も含めて時間の合計を表示します。
[m]:60分を超えた分(時間に繰上がった分)も含めて分の合計を表示します
[s]:60秒を超えた分(分に繰上がった分)も含めて秒の合計を表示します
こちらも、エクセルの表示例のセルの入力値の表示はあえてセルの書式を「標準」に直してシリアル値で表示させています。実際はセルには「1900/1/1 9:30:25」と入力しています。
その他の書式
[青]:文字の色を青にします。指定色は他に[黒]、[水]、[緑]、[紫]、[赤]、[白]、[黄]
[<10]:数値が10未満の場(条件付き書式)他に指定できる条件は[>]、[=]、[>=]、[<=]、[<>]
"文字列"@:文字列が入力されているセルに対し、指定した文字列に入力された文字列を@で併せて表示させる。
;:書式の組合せ。書式を";"で繋げることで、左から「正の数の書式」、「負の数の書式」、「ゼロの書式」、「文字列の書式」の4つの書式まで繋げることが出来ます。
_特定文字列:指定した文字列の代わりにその分の間隔を開けて位置を揃えます。(特定文字列がある場合だけ間隔を開けません)
*記号:セル幅に表示できるまで指定した記号を表示します。
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