2019年10月06日

繰り返し処理の試作(For〜Next) / Excel / VBA

今回は繰り返し処理のマクロを試作してみます。
繰り返し処理と言うのは、ある処理を設定した回数だけ繰り返して行うことです。
今回の試作は、セルに1を表示させるのを下方向に30回繰り返して30個のセルに次から次へ1を入力させてみます。
こんな感じに
WS000001.JPG

繰り返し処理
通常変数を組み合わせて
For i = 1 To 30
変数iを使用したマクロ
Next i

という使いかたをします。
変数iに1から30を代入します。
まず、i=1にしたマクロを実行させてからNext iでi=2にしたマクロを実行しi=30まで続けます。

コーディング
Sub Macro1()

'マクロを実行するシートを選択
Worksheets("Sheet1").Select

'iを変数に設定
Dim i

'iが1から30まで繰り返す
For i = 1 To 30

'A列i行目のセルに1を入力
Cells(i, 1) = 1

'次のiを実行
Next i


End Sub



こんな感じです。
WS000000.JPG

マクロの実行結果
マクロを実行するとこうなります。
WS000001.JPG
サンプルExcelファイル:20191006_繰返し処理.zip


この繰り返し処理は処理の流れの「7. 4〜6を繰り返し」で使います。

多くのマクロの使用目的は同じ処理を何回も繰り返すのが面倒だからマクロで自動化するって言うのが多いのでこのFor〜Nextはとても使用頻度の高いVBAです。



前のページ:シートを印刷させてみた
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関連ページ
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VBAを使えるようにしてみました!
実例1 一覧表から帳票を自動で印刷させる


さて、貴方はこの電卓を使いこなすことができますか!?
まるで、挑戦状を叩きつけられているようだ!


posted by haku1569 at 16:09| Excel VBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月29日

シートを印刷させてみた / Excel / VBA

シートを印刷するマクロを作ってみました。
これで、出来上がった受注票を印刷できます。


Worksheets("シート名").PrintOut
と書きます。


コーディング

Sub Macro1()

'受注票印刷
Worksheets("受注票").PrintOut

End Sub

こんな感じです。
20190929-02.JPG

この印刷のマクロは実行すると印刷設定の確認画面など開きませんので、まず印刷をするsheetを開いて実際に印刷させてください。その設定でマクロの印刷が実行されます。試し刷りの紙がもったいない時はPDF印刷などにしておくのをお勧めします。
20190929-01.JPG



前のページ:試作2 セルの値を違うシートに入力する(変数の宣言とか)
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いざと言う時のためにガソリンを常備するのも有効です。車だけでなくエンジン式発電機などにもガソリンが必須です。
ガソリンは引火性が高いので専用容器で保管しましょう。





posted by haku1569 at 17:45| Excel VBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月28日

セルの値を違うシートに入力する(変数の宣言とか)/ Excel / VBA

セルに入力されている値をゲットして、違うシートのセルに表示させてみましょう。
これで、受注マスタから受注コードゲットして受注票のVLOOKUP関数の検索値として入力すれば受注票が自動で作成できるようになりますよね

変数と言うのを使ってゲットした値を変数に保存します。
こんな感じです。
20190928-03.jpg

変数は適当な文字を使用することができますが、使用する前にこれが変数だと定義(宣言)しておく必要があります。

変数の定義
“s”を変数に定義するには
Dim s
と書きます。

で、変数に値を入力する場合は
s=

その後は値の代わりにsを使えるようになります

ワークシートの選択
Worksheets("Sheet1").Select
と記入します。“ ”にシート名を指定します。
複数のワークシートにまたがったマクロを作る時は、最初のワークシートからちゃんと選択させておいた方が間違いがありますん。

セルの値の取得
Cells(1, 1).Value
と入力します。(行,列)の番号を指定します。セルA1は(1,1)、セルB1は(1,2)になります。

セルにに値を入力する
Cells(1, 1) =
と入力します。値には変数なども入力できます。


標準モジュールに次の様なコードを入力します。
'”をつけると自由にコメントが記入できますのでプログラムの説明を記入しておくと後から分かりやすくなります


Sub Macro1()

'sを変数にする
Dim s

'sheet1を選択
Worksheets("Sheet1").Select

'セルA1の値をsに取得
s = Cells(1, 1).Value

'sheet2を選択
Worksheets("Sheet2").Select

'sをセルA1に表示させる
Cells(1, 1) = s

End Sub

こんな感じです。
20190928-04.JPG



sheet1のA1に"100"を入力しておきます。
20190928-01.JPG

で、マクロの上で「F5」キーを押して実行させると、sheet2のA1にも"100"が表示されました。
20190928-02.JPG

サンプルExcelファイル)試作2‗セルの値を違うシートに入力する.xlsm


さて、これで受注票が作成できるようになったので、次はシートを印刷させてみます。




前のページ:VLOOKUPで一覧表から帳票を作成してみた
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台風15号は停電の怖さ、不便さを嫌と言うほど教えてくれました。
いざと言う時に何ができるのか、を考えておかないといけませんね。電気がなくても煮炊きや灯りをつけられるようにキャンプ用品を準備するのも良いし、けどどうしても電気がないとダメな電気用品もあるので、小型の発電機もこれからは一家に一台の時代になるかもですね。。。

ラベル:変数
posted by haku1569 at 13:56| Excel VBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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